「恐れるな。見よ」と語られる主
安井直子牧師
クリスマスおめでとうございます!
今年も世界中で大勢の人たちが、この日を「おめでとう」と言ってお祝いします。どうしてなのでしょう。
それは、永遠の神であり、世界の創造主であるお方が、私たち人類すべての救いのために、人となってこの世界にお生まれ下さったからです。
そして、救い主イエス・キリストをこの世に送って下さった神様に、感謝をささげて礼拝をする日なのです。
しかし、クリスマスの時期は年末と言うこともあって、何かと気忙しく落ち着かない日々ではないでしょうか。
「あれもしなければ」「これもやったか」と、色々なことが気になってしまいます。じっくりとクリスマスの恵みを感謝しイエス様をお迎えするというより、見るべきお方を見ないでこの時を過ごしてしまってはいないでしょうか。
そこで、聖書から主の御使いが語った言葉に心を向けてみましょう。
まず、マリヤに対して、御使いはこう告げました。
恐れるな、マリヤよ、
あなたは神から恵みをいただいているのです。
見よ、あなたはみごもって男の子を産むでしょう。
その子をイエスと名づけなさい
– ルカによる福音書1:30~31 –
ヨセフにも御使いは、語られました。
見よ、
おとめがみごもって男の子を産むであろう。
その名はインマヌエルと呼ばれるであろう
– マタイによる福音書1:23 –
また、
野原の羊飼たちに語られた御使いの言葉はこれです。
恐れるな。見よ、
すべての民に与えられる大きな喜びを、
あなたがたに伝える。
きょうダビデの町に、あなたがたのために
救主がお生まれになった。
このかたこそ主なるキリストである
– ルカによる福音書2:10、11 –
彼らは皆「恐れるな。見よ、」と命じられました。私たちも日々の中で様々なことがあり、恐れたり不安になったりしますが、私たちが見るべきお方はイエス様です。神様は私たちがイエス様を仰いで、神様の御心を求め従い仕えていく者とされることを願っておられます。そして今度は私たちが「恐れるな。見よ」と、まだイエス様を知らないで、不安な中にある多くの人に救い主を指示していく者でありたいと思います。
2015年12月号