輝け!神の家族

安井 光牧師

 いよいよ、第8回全国信徒大会「千葉大会」まで1ヶ月余りとなりました。

これまで実行委員会を中心に準備が進められてきましたが、茂原教会においても女性会の姉妹方の手によって素敵なお土産(なべつかみ)が作られました。また大会当日は、茨城・千葉教区合同聖歌隊に多くの兄弟姉妹方が加わって賛美の奉仕もなされます。

11月24日には全国各地から大勢の方々が会場のマロウドホテル成田に集われ、主の栄光を共に拝することができますように、幸いな大会となりますようにと心から祈っています。

さて、上記のタイトルは、今回の全国信徒大会のテーマです。また、テーマ聖句として下記の御言葉が与えられています。

「あなたがたは、いのちの言葉を堅く持って、彼らの間で星のようにこの世に輝いている」- ピリピ人への手紙2章15節 –
 これは、茂原教会の年度聖句として掲げている御言葉であり、テーマでもあります。

「あなたがた」とは、神の家族とされている教会、私たちクリスチャンのことです。15節の前半に「曲った邪悪の時代」と言われているように、この世の中は私たちにとって決して生きやすくはありません。私たちを神への不信仰と不従順に誘おうとするサタンの試み、試練や誘惑があります。悩みがあり、戦いがあります。しかし私たちには勝利が約束されています(ヨハネ16:33、Ⅰヨハネ5:5)。

サタンはこの世界を闇で覆おうとして躍起になっています。私たちはその只中にあって、「いのちの言葉を堅く持」ち続けることが必要です。「いのちの言葉」とは神の御言葉のことですが、イエス・キリストご自身とも言うことができます(ヨハネ1:1-5)。闇の覆うこの世にあって、神の言を持ち続けるのです。

私たちは自分自身で輝くことはできません。主はそうすることを私たちに求めてはおられません。私たちは「星のように」輝くのです。星には太陽のように自ら光を放つ星と、太陽など光を放つ星の光を受けて輝く星があります。言うなれば、私たちは月のような星として輝くのです。

夜空に煌々と輝く満月も、自ら光を放っているのではありません。太陽の光を受けて輝いています。でも太陽の光を受けて、暗闇を照らすことができるのです。昼間の明るい時には目立ちませんが、夜になり、闇が深まれば深まるほど、月は闇夜を明るく照らします。

この世が真昼のように明るければ、月の光など必要ないでしょう。この世が闇に覆われていなければ、私たちが輝きを放つ必要なないでしょう。しかし現実には闇が覆っているので、主イエスの光が必要なのです。私たちは主イエスの光を、御言葉の光を受けて、闇の中を歩んでいる人々の間で星のように輝くことが求められるのではないでしょうか。

イエス・キリストは、すべての人を照らすまことの光としてこの世に来られ、闇の中に輝いておられます。そして、私たち主を信じる者たちをとおして命の光を放たれるのです。ですから、御言葉をしっかりと心に握り、主を信頼しつつ歩ませていただきましょう。

2014年10月号