一日は白い紙

山脇 正子 副牧師

一日は白い紙 消えないインクで文字を書く
あせない絵の具で色をぬる
太く細く時にはふるえながら
一日一枚 神様がめくる白い紙に 今日という日を綴る
                       (星野富弘)
明けましておめでとうございます。2000年を迎えました。
皆さまどんな思いを心に秘めてこの年を歩み出されたことでしょう。 1年は長いようで短く、短いようで長い時なのでしょう。

1999年は私たちの背後に2000年は私たちの前にあります。 この1年私たちが、神様の近くに引き寄せられながら歩むことができたらと思います。

ずいぶん前ですが、いろいろな事柄に自らの身も心もよれよれになり動きが止まりそうになったことがありました。 その時「すべてのことは、神様が私の前に祝福をもたらすために置かれたことなのだ」 と発想の転換ができたことがありました。 今まで重くてどうしようもなかったものが、何とも軽いものになったのです。 それからです。

今日という日は、とてもすてきな1日。 未知の世界は、期待すべき世界となり重さも取り除かれ恐れがなくなりました。

コンピューターは、誤作動するのではないかと心配することもあります。 神様は、決して誤作動なさらないのですから、どんなことが起こってまいりましても安心して歩んでまいりたい思います。
今日1日を感謝と共に、明日という日を神様から受け取りながら。
「まず神の国と神の義とを求めなさい。
そうすれば、これらのものはすべて添えて与えられるであろう。
だから、あすのことを思いわずらうな。
あすのことは、あす自身が思いわずらうであろう。
一日の苦労はその日一日だけで十分である。」
              (マタイ6:33‐34)

2000年1月号