祈りに導く☂マーク

          古川江利子牧師

6月3日(木)午後9時55分、祈る思いで天気予報を見ると、☀だったお天気マークが、ナント☁から☂へと変わっていました。それも、千葉だけ・・・。

6月4日(金)ナオミ会日帰り旅行で、「千葉港めぐり、ポートタワー、千葉県立美術館見学」に行って来ました。

昨年11月の活動計画において、ナオミ会の皆さんの思いが実現した大切な企画です。担当の姉妹は、まるでツアーコンダクターのように、年齢に合わせ、無理なくそれでいて大満足の旅行を計画して下さいました。

さて、この旅のテーマは、「神さまが造られた自然と人間の業」を見ようとのことでした。その一つは、千葉港遊覧船めぐりです。船ですので、天候によっては、運航が中止になることもあるとのこと、たとえ晴れていても、風が強いとそれもだめだそうです。今から祈っているのだし、なんとかなると思っていました。

週間天気予報も、その週は比較的良い天気の予報が出て、ひと安心していました。旅行を楽しみにしているナオミ会、女性会、祈祷会でも、この旅行の祝福のために祈りました。しかし、なんと、旅行の日が近づくにつれ、天気予報に変化が起こってきたのです。ナント、金曜日の午前中が☁、前日にはなんと千葉だけ☂マークがついているではないですか。「え~っ」と思った後に、神さまはこの事を通して私に、私たちに何を教えようとされているのだろうと考えました。ハラハラさせられるような天気予報に、それはそれは祈らされました。

さて当日の天気はというと、さわやかな晴天と穏やかな船旅となり御名を崇めました。本当に、みなさんお祈りありがとうございました。楽しい一日を過ごし、千葉港を後に家路につきました。

さて、この話には、まだ続きがあるのです。その夜、真夜中頃、激しい雨の音で目が覚めました。天で留められていた水が、一気に流れ出たような激しい雨に、神さまの御手に支えられ守られていた事を思いました。この突然の真夜中の雨の音は、しばし神さまに感謝の祈りをささげる時となりました。

私たちの生活の中でも、思い通り行かない事があります。人間の力、自分の力が及ばない時、私たちは祈りへと導かれていきます。

今回の旅の楽しい思い出と共に、天候を支配しておられる方に祈れた事、私たちにいつも良きものを備えていて下さるお方である事を教えていただいた忘れられない旅となりました。感謝!!

「静まって、わたしこそ神であることを知れ。」

– 詩篇46篇10節 –

2010年6月号