恵みの御座に近づこう

野田信行牧師

わたしたちは、あわれみを受け、
また、恵みにあずかって
時期を得た助けを受けるために、
はばかることなく恵みの御座に近づこうではないか。
– へブル人への手紙4章16節 –

6月1日は講壇交換により横芝教会の宇都宮先生が説教をされ、私は第2礼拝で説教を聞かせて頂きました。そこで長血の女の必死に主イエスに求める姿に信仰の原点を教えられました。

翌日からの6月2~3日は関東連合女性大会が行われました。2日は家内は都合により不参加のため私は1人で参加しました。行く前から一番前の席が空いていたらそこに座ろうと決めていました。頭の片隅には「女性大会で男が一人で一番前に座るなんて」とか「牧師なのに他の人のことを考えずに一番前に座るなんて」といった思いもよぎりました。

しかし今回は女性大会であり、私には基本的には何も役割はなく、集会だけに集中出来る数少ない機会です。今回はメッセージをただ「聞く」だけではなくて、佐藤彰先生を通して現わされる神の恵みを受けて人格的に交わりたいと思いました。それにはやはり五感で受けとめられる距離に行きたいと思いました。

会場では一番前の席が空いていたのでそこに座りました。私が座ると同じ机の他の二つの席には女性が座り辛くなってしまうので申し訳ないという思いがありました。しかし同じ机には講師の佐藤彰先生が座って下さいました。行く前には佐藤先生とお話をしたいとは思っていましたが、恐らく先生はお忙しくて無理だろうと思っていました。しかし集会開始まで時間がありましたのでお話をする時間が与えられました。先生は何となく私の顔を覚えていて下さいました。一昨年に茂原に来て頂いたことなどを話ました。

また先生は新改訳聖書で聖句を用意されていましたが、大丈夫でしょうかと聞かれました。会場には、恐らく口語訳、新改訳、新共同訳の3種の聖書を持っている方がおられることを説明して牧師としての役割を果たすことも出来ました。 翌日も家内と一緒に一番前に座り、また隣りには佐藤先生が座られました。

佐藤先生はメッセージの中で、お嬢さんを通して語られた言葉で、「震災の対応のために牧師として召された」と思うと語られました。それは「あなたはあなたが召された心備えが出来ていますか」という私たちへの問いです。また失ったものは数えない、前向きに生きる生き方を示されました。

「恵みの御座」は主イエスの御座であり、地上の場所ではないかもしれません。しかし主イエスに近づこうと一歩を踏み出すことを主はお喜びになって下さいます。そして主は一歩を踏み出す者をあわれみ、恵まれ、助けを与えて下さいます。はばかることなく、大胆に恵みの御座に近づかせて頂きましょう。

2014年6月号