あなたもあなたの家族も救われます

            古川信一牧師

 この夏、四国の実家に帰ったとき、父がしみじみと語ってくれたことが、印象的でした。「イエス・キリストを信じたときは自分ひとりだけだったけれど、結婚して2人になり、3人の子どもたちが与えられ、さらに今、3人の孫たちも加えられて、こんなに家族が増えて、その真ん中にイエスさまがいて、共に祈ることが出来ることを、本当に感謝している」。

 振りかえってみて、家族のことで本当に不思議な、主の御手の導きを感じるのは、父が定年後、東京聖書学院の当時の基礎科で1年だけ学んだのですが、そこで、父は子どもたち3人(姉・私・弟)の将来の伴侶たちと出会っていたということなのです。しかも、3人ともです。もちろんそのときは、やがて家族になるなどとは全く知るはずもなく、多くの出会いのひとつにしか過ぎないものであったのでしょう。

 話によると、父が夏期伝道で2ヶ月間派遣された教会に、ちょうど行き始めて間もなかったU姉(妻)がいたようで、おそらく出会っていたことに、私たちが結婚して、いろいろ話している中で、あるときふと思い当たりました。昨年ある方から、当時の集合写真を見せられ、何と一緒に写真に収まっているではありませんか。主はなんと不思議なことをなさるのかと改めて思ったことでした。

 今、父と母は実家で、父が、車椅子になった母の介護をしながら、2人で暮らしています。弟家族が車で10分ぐらいの場所に住んでいて、ときどき孫の顔を見せに行ったり、何かと父と母を助けてくれています。また、牧師をしている姉の家族は、今年、北海道に転任になり、新しい環境での新しい働きが始まりました。家族がいろいろな場所にいて、それぞれにいろいろな課題を抱えていますが、イエス・キリストに対する信仰による救いの恵みを受け継ぎ、それを土台として、それぞれに主に導かれた場所で、家庭が形づくられていることの幸いを深く思わずにはいられません。

「私たちの働きのすべてを神の祝福のもとにおくようにとキリストは期待しておられます。子供のためにいろいろ思い煩い、その将来を案じている人は、その子供を神の祝福のみ手のもとに置きなさい。子供を育てることは、たいへん難しいことです。人生の最大の責任ともいえます。しかし、この困難で重大な責任も、神はともに担うことを望んでおられます。子供のための精神的な配慮と物質的な必要のすべてを、神の祝福のもとにおくことを願っておられるのです。家庭のことについても同じ事が言えます。クリスチャンホームを築くということはそれほど容易ではなく、しばしば全く絶望的になります。しかし、そのような時こそ、キリストはあなたの努力の中に入ってきて、神の恵みを与えようとされるのです。」(O・ハレスビー著、「みつばさのもとにー信仰といやしー」P41より)

「主イエスを信じなさい。

そうしたら、あなたもあなたの家族も救われます」。

(使徒行伝16章31節)

2008年11月号