新たな50年に向かって

山脇 望 牧師

 いま、わたしたちの教団は変わろうとしています。 何が変わるのでしょうか。それは、「構造改革」と申しまして、教団の構造が、新しく造り変えようとしています。
 戦後50周年を来年迎えようとしております、教団の歴史におきましても、ひとつの区切りといったらよいでしょう。来年はその記念大会を開催し、お祝いしようとしています。

50年間、懸命に働いてきました。ところが働いているわりには、その結果が思わしくない、労多くて益少なしという感が強いのです。組織はととのえられていても、全体的に見ると、どうも好ましい状態なのか考えさせられます。一年間伝道し、牧会して洗礼を受ける人がひとりもいなかった教会が70教会あったということは、理由はいろいろありましょうとも、考えさせられます。半数の教会がそうだというのです。 ここで思い切って改革していこうというわけです。

これから50年、どのような方向に進んでいこうとしているのでしょうか。好ましい方向に改革されていくことを心から願います。 そのためには、外側の組織を変え、構造を変えていくことと共に、内側の魂が新しく変えられていくことです。これなしには、どんなに外側を変えたとしても、真改革にはなりません。

わたしたちの所属する茂原教会の働きにいたしましても同じです。 大網教会の会堂は完成に近づき、十字架の塔が高く建ちあがりました。 駐車場として購入いたしました土地の返済も5月中に終わるであろうと言われております。感謝なことです。
これからの働きにおきまして、ひとりひとりが魂の改革をさせていたたき、歩むことです。茂原教会も創立50周年を迎えようとしております。どのような教会として進んでいくことか、ひとつひとつ目標をさだめ、それに向かって進んでいきましょう。

これからの日本の主役となります、若者たちの救いのために教会はもっと働いていきたく願っております。そのために「コイノニア館」が最善の時に建設されますように、祈りつつ奉仕していきましょう。

2000年6月号