「はじめまして」part2
古川江利子副牧師
これまでの歩みの中で、私を生んでくれた母以外に、私の周りには多くの母のような存在の方々との出会いがありました。それは私の人生にとってかけがえのないものです。母の日を思いつつ、そのような方々を思い廻らしました。
クリスチャンになって間もない頃、アメリカのクリスチャンホームに2ヶ月間ホームスティをする機会が与えられました。
ホームスティ先のお母さんはいつも私に「グッド モーニング エリコ!」と私の顔をまっすぐに見て言いました。毎朝、毎朝変わりなく。日本では「おはよう!」ですよね。「おはよう!江利子」よはあまり言いません。その「グッド モーニング エリコ!」から感じた事は、朝一番にあなたの祝福を、あなたが、江利子の一日が祝福に満ちたものでありますように!という祝福の挨拶に聞こえたのです。
「良い朝ですね! 本当に新しい、真っ白の一日! まずあなたに会えて良かった! あなたに、どうぞ祝福がありますように!」との祈りをこめた「おはよう!」「グッドモーニング○○さん」と家族に身近な人に言えたらいいですね。一日の第一声が! そんな、ひとりを祝福し励ます言葉でありたいな~と思います。
すると、イエスが彼女たちに出会って、「おはよう」と言われた。彼女たちは近寄って御足を抱いてイエスを拝んだ(マタイ28:9)
なんとイエス様も「おはよう!」と言われました。
ヘブル語で「シャローム」(平安がありますように…これは、挨拶の言葉らしいです。だから一日中使う)
復活されたイエス様は「エルサレム、ユダヤ、サマリヤの全土、さらに地の果てまで、私の証人となるであろう」と、でも、まず、第一にイエス様の祝福の言葉が必要であったのではないでしょうか?弟子達にも、そして、私たちにも…。
イエス様からの祝福の言葉を聞いて、一日の第一声は「シャローム」というイエス様の「おはよう!」という言葉、そして何より、神のみ言葉、聖書の言葉を祝福の神の言葉を聴いて、握って、それを信じて、それにとどまり続けて参りましょう。
「God bless you!」
母の日を思い、あなたにもきっといるはずです。あなたのために、祈っている人が! 気付いていますか?
気付く事ができますように。
言葉によって、祈りによって、神様の愛に気付かせてくださった、人生の中で神様が出会わせてくださったお母さんが。そっと慰めてくれた、養ってくれたお母さんたちに、教会のお母さん、私をあなたを生んでくれたお母さんに、そして、それらすべてを与えて下さった神様に感謝します。
2008年5月号