宝物見つけた!
古川江利子副牧師
8月4~6日教区小学生キャンプが行われ、私はヨナ書から3回のメッセージを取りつがせていただきました。
2日目の午前中、十字架のお話に悔い改める子どもたち、ヨナのようなものだけど、神さまの声を聞いて伝える人になりたいと大勢の子どもたちが決心し、聖霊の働きを、目のあたりにさせられました。この時間は、丁度、茂原教会の午前の祈祷会中でもあり、教会の祈りの力に御名を崇めました。
さて、その日の午後の出来事です。野外活動で釣りのコースについて行きました。釣りを始めて数分で、普通の川なのですが、魚がおびただしく釣れるのです。
初めての魚釣りで、魚を釣り針から外せない子どもたちが、私たちの周りを囲みました。時には、団体で2匹しか釣れないこともあるというのに・・・この日は、入れ食い状態で、多い子はなんと1時間半弱で11匹も釣り、初めての子でも4匹釣れるという大漁の日でした。
私は、釣りをしたこともなく、ましてや、ミミズを触るなどとんでもない!と思っていたのですが、この状況で次から次へと休みなしに、餌のミミズをつけ、魚を釣り針から外しました。あまりの事に、2人の先生に応援を頼み、なんとも不思議な初めての魚釣りでした。この経験がキャンプ以来、心から離れませんでした。
今回、ヨナ書のメッセージから、神さまは、なんと忍耐強く、教育的配慮を持って、私たちを導いて下さるお方であることを思わせられました。嵐を、大きな魚を、とうごまを、虫を、東風を、そして、ニネベの町を見せて、経験させて、神さまの心を悟らせようと、教えようとして下さる事を知りました。
キャンプが終わり、大漁の出来事を思い巡らしていると、一つのみ言葉が心に通ってきました。
「・・・しかし、お言葉ですから、網をおろしてみましょう。」
そして、そのとおりしたところ、
おびただしい魚の群れがはいって、網が破れそうになった。
そこで、もう一そうの舟にいた仲間に、
加勢に来るように合図をした。
– ルカ5章5~6節 –
何気ないように思える出来事の中に、主の御心を見る・聞く・触れる者でありたいです。
2009年8月号